日本矯正歯科学会専門医課題症例(第3症例)
カテゴリー:Class Ⅱ division 1(抜歯症例)
出題基準:
大臼歯関係がclassⅡ、overjet 6mm以上、U1-SN 110度以上、ANB 6度以上が望ましいという条件は第二症例と同じ。FMAの条件がはずれた代わりに、抜歯ケースとして治療することを必須とする。
出題の意味:
第2症例に比べると多少条件が緩和された平均的な出っ歯のケース。通常は抜歯して治すことが多いので、付帯条件としても難しさはない。矯正歯科医が日常的に良く遭遇しているケースといえる。第1症例と出題の意図としては同じで、おそらく日常的なケースとして、仕上がりの緻密性を評価する課題と考えられる。
初診時
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マルチブラケット終了時
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治療後2年経過時
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治療前後の比較
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